3Fの進化からPCSを知る

4CC(四大陸選手権)で追加した「3F後のターン」では、GOEは変わらなかったので、演技構成点(PCS=Program Component Score)の方で評価されたかを見てみる。

国際スケート連盟コミュニケーション第 2014 号 より抜粋

第504条 第3項a) 演技構成点(プログラム・コンポーネンツ)の定義

  • スケーティング・スキル

深いエッジ,ステップおよびターンの利用 、バランス,リズミカルな膝の動き,足運びの正確さ、流れと滑り、パワー,スピード,加減速の多様な利用、あらゆる方向へのスケーティングの利用 、片足でのスケーティングの利用


  • トランジション

ある要素から別の要素への動作の連続性、 多様さ、難しさ、質


  • パフォーマンス

    体の動き,感情の表現,知性の表出および投射、身のこなしと動作の明確さ、動作とエネルギーの多様さとめりはり、個性/人柄


  • コンポジション(構成)

    目的(アイデア,コンセプト,ビジョン,雰囲気)、パターン/氷面の十分な利用、 空間の多次元的な利用と動作のデザイン 、フレージングと形式(動作および部分が音楽のフレーズに合っていること)、構成の独創性 音楽の解釈(インタープリテーション)/タイミング


  • 音楽の解釈

    音楽(タイミング)にあった動作とステップ 、音楽の特徴/感情の表現,およびはっきりと識別できるときにはリズムの表現 、音楽の細部とニュアンスを反映するフィネス*の利用

* フィネスとは,スケーターによる音楽の細部とニュアンスの動作を通じた技巧的かつ洗練された取り扱いのことであ る.これはスケーターに固有のものであり,音楽および構成に対する内部の感情を示している.ニュアンスとは,作曲 者や奏者が音楽の音の強さやテンポや強弱に繊細な変化をもたらすための個性的な手法である


3Fのターンの追加によってトランジション、パフォーマンス、コンポジション、音楽の解釈の4項目は評価が上がっていたら良いなぁと思うが、PCSは演技全体について見ているので「ターンの効果」だけを抽出できない。

それを踏まえつつ、GPF(グランプリファイナル)→ 4CC(四大陸選手権)を比較してみる。

  • スケーティング・スキル 9.36 → 9.46(0.10UP)
  • トランジション     9.11 → 9.25(0.14UP)
  • パフォーマンス     9.07 → 9.54(0.47UP)
  • コンポジション(構成) 9.32 → 9.46(0.14UP)
  • 音楽の解釈       9.32 → 9.46(0.14UP)

全体的に上がっていたが、パフォーマンスの上がり方が特に大きい。

シーズン終盤なので、試合回数と練習量が蓄積されてきた。順調な上がり方でスコアを見るのが楽しい。

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